日曜日はクスッと笑って月曜日を迎えたい。
カラスと鳩のはなし。
4月ももうなかば。
桜も散って、新しいスタートをきる人たちのワクワクな気分を肌で感じるこの季節。
この春の季節に、必ず思い出すのは、発情期を迎えたカラスのはなし。
それは、会社に勤めていた頃、ある春の日の朝、新入社員の後輩ちゃんが、傷だらけで出社してきた・・。
可愛らしい顔の彼女の顔と、足に痛々しい傷の数々・・・。
「その傷、どうしたのっ?!!」と聞くと、自宅を出てすぐ、カラス2羽に攻撃されたと・・。
「カ・カラスぅ??」と私を含め、周りにいた全員が、この可愛いらしい彼女が、早朝からカラスに攻撃されて、電車に乗って、出社して来た一部始終を想像しただけで、笑いが・・・
「ごめん、笑っちゃいけないんだけど、笑っちゃう。。ど、どうしてそうなったの?笑」
と聞くと、
「いえ、笑ってください。私がいけないんです。」と真面目顔な後輩ちゃん。
なんでも、家を出た瞬間、電信柱にいる2羽のカラスを見て、心のなかで、「うわっ、カラスがいる。嫌だな。。」と思ったそう。
そして、家の前の坂を下ろうとした瞬間、突然2羽のカラスが、後輩ちゃんの頭めがけて、攻撃してきたのだ!!!!
必死で走って、転げおりながら、ようやく坂を下りきり、全身ボロボロで駅につき、出社に間に合わないと悟った彼女、駅員さんのいる窓口で、「すみません。絆創膏ください。」と、言って、ぎょっとされながらも、絆創膏もらって、電車に乗ったそう。
新入社員の出社時間に間に合わせなければ。と必死だった彼女、どんだけ真面目なんだ。涙。
すぐに社内の医務室に連れていきましたが、看護師さんもみんな爆笑。だったそうで、もしかしたら、その2羽は巣にいる赤ちゃんを守ろうとして、攻撃してきたのかもね。とか話したそう。まだまだ発情期だから、明日からは、傘をさして出社しなさい。と諭され、翌日からは、日傘をさして、それからは攻撃されることはなくなりました。(傷が治るのには、時間がかかってたけど。。)
しっかし、いくらなんでも、心のなかで「嫌なだなぁ」と思う気持ちって、動物に以心伝心してしまうのか・・。嫌そうな顔つきが、カラスを刺激したのか・・。
彼女、ゴミを持ってたとかでもなく、静かぁにカラスの下を通ろうとしただけなのに、入社早々、とんだカラスの攻撃・・。本当に可哀想でしかない。。
しかも真面目な彼女は、翌日からは、「カラスさん、子育てがんばってね。」と思いながら、電信柱の下を日傘をさしながら、そっと歩いたそう。
新入社員で新しい環境に追いつくのに必死なのに、カラスにまで気を遣わなきゃいけない彼女が不憫で、とりあえず美味しいお菓子、あげました。
さて、2週間前のはなし。ミシズ、大の鳩嫌い。できれば鳩の近くを歩きたくない。
先日、公園を歩いていたら、どうしたら、そんなに丸々肥えられるのってくらい、丸々でででーーん、と歩いている鳩を発見。
オットに、「ねぇ、あの鳩、何食べたらあんな丸々できるの?きもいーーー!」(←言葉遣い悪くてごめんなさい。)
と話しかけた瞬間、その鳩が、バタバタっと、私たちの頭上に飛び立った・・・。
ふぅ。いなくなったぁ。と思ったのも束の間!!!
髪に白いなにかが付いている!!!!!(ご想像通りです。)
オットが気づいてくれ、白いなにかが飛び散った感じで髪の毛に・・・。
ずーーん。あの鳩にやられたな・・・
すぐコンビニに行って、除菌ウェットシートで拭き拭きしました・・。
「私がきもいって言ったからフン落としていったんだ・・」と反省。
ここで、カラスの後輩のことを思い出し、そっか、動物って私たちの本心が分かるんだなと。
まだまだ発情期の季節。外では、本心を隠して歩きましょう。