アメリカのクリーニングの出し方。クオリティは?アメリカのクリーニング店でバイトしたミシズが教えます。
契約した時に、気づかなかったけど、うちの家にBSアンテナが付いていることを知って、早速、エンジェルスの大谷翔平選手の試合を、リアタイで見るのにハマったミシズです。
さてさて、実はミシズ、渡米して3ヶ月しか経っていないのに、クリーニング店でバイトをした経験があるのです。
今日はアメリカのクリーニングの出し方やバイト話でもします。
アメリカのクリーニングの出し方やクオリティは?
アメリカ生活で、クリーニングを出したいけど、出し方が分からない?チップはいるの?
など海外生活は、慣れ親しんだ日本と違って、今まで当たり前にできていたことが、不安になります。
しかし、アメリカのクリーニングの出し方は、日本とほとんど流れが同じなので、勇気を出して、お店に入ってみてください♪
まず、近所のクリーニング店を探すなら、Google Mapがおすすめ。
評価とクチコミをみて、☆の数やクチコミ(英語だけど、今時はグーグル先生が訳してくれます。)を見て、クチコミが一番高いところに行くのが、おすすめ。
ミシズがバイトしていたお店は、クチコミが500件くらいあって、本当にクオリティも高いく、都合がつくことが多かったので、大人気店でした。
しかし、お店によっては、時間がかかったり、シワや汚れが残っていたりするので、初めての利用の際は、信用できるお店でお願いするといいと思います。
(もちろん、近所の友達におすすめのお店を聞くのもいいと思います。)
出し方は、日本とほとんど同じ。
1. 初めての来店には、顧客登録が必要になるので、「名前」と「電話番号」を伝えます。
(お店によっては、メアドや、郵便番号や住所を聞かれたりします。)
※ 数字の読み方 ※
アメリカでは、電話番号など、数字を読む時、数字のゼロを、アルファベットのオーと言う方もいます。
なので、201ー509を、「Two オー One、Five オー Nine」と言う人もいれば、ごくたまーに、「Twenty, One, Fifty, Nine」と区切って読む人も・・。
この数字の読み方を、聞き慣れておくと、お店での対応が便利になってきます。
2. さて、顧客登録さえすれば、クリーニングしたい服を、渡すだけ。
一緒に汚れを確認してくれる場合もあるし、出した数を確認したら、レシートもらって、以上です。
大体、1週間で出来上がるので、急ぎの場合などその都度、お店の方に聞くのが大切。
ちゃんとこちらから聞かないと、お店の都合に合わせてしか、対応してくれない場合もあります。(アメリカあるあるだけど、こちらからお店に何か質問しないと、対応してくれないことはざら。)
3. お会計は、受け取りの時がほとんどです。前払いもできますが、基本は受け取りの時にお会計です。チップは【なし】で結構です。
バイトしていた時も、チップをもらったことは一度もありませんでした。
(クリーニングに出されたズボンのポケットの中身を確認した時に、コインが入ったままで、そのままお客さんに、あげる。と渡されたことはあったけど・・5円くらい・・爆)
お店によっては、曜日でセールしていたりするので、お店の前に貼ってあるポスターとかチェックするのもいいと思います。
とても簡単な、アメリカでのクリーニングの出し方。英語を話さなきゃいけないから、勇気はいるけれど、店員さんも優しく聞いてくれるし、クリーニングも綺麗に仕上げてくれて、不満に思ったことはありませんでした。
クリーニングのほかにも、ズボンの裾上げなどのお直しもやってもらえます。オットは、アメリカの裾上げが簡単・安くできることに味を占めて、アウトレットでゲットした激安リーバイスを、よくお直ししてましたw
アメリカで、韓国人オーナーのクリーニング店を手伝った話。
ミシズ、アメリカで色んな経験させてもらいましたが、その中でもトップレベルなのが、アメリカのクリーニング店でバイトした話。
渡米して、3ヶ月も経たないうちに、気がつけば、クリーニング店のレジに立っていました、爆。
渡米してすぐの頃、現地で知り合った人の繋がりで、ある韓国人オンマに出会いました。
この韓国人オンマが、とんでもないパワフル・オンマだった!!
アメリカ人の夫との結婚を機に、アメリカに移住したオンマ、英語はしゃべれないけど、すぐに仕事を始めようと、手先が器用なことを生かして、クリーニング店を始め、丁寧な接客と、クリーニングの高い技術を評価をしてもらい、20年以上クリーニングのオーナーとして働いている!しかも1人で!!
ミシズが子なしで、暇していることを聞きつけ、パワフルオンマ、「うちのクリーニング店、5月がめちゃ忙しいから、手伝って!」と、もう断れない勢いだったので、渋々オーケー。
(本当は、車の運転も不安だし、土曜日の出勤だし、英語もしゃべられないし、もうナーバスでしたが、最後は根気負け。)
英語しゃべれないし、日本でもクリーニング店で働いたことないから、勝手が分からないけど、まっなんとかなるだろー!と謎のテンションで、バイトが始まりました。
(しっかし今思うと、渡米して3ヶ月しか経ってないのに、一人で車を運転して、高速ガンガン飛ばして、見知らぬ土地に行ったの、我ながら度胸あるう。)
オンマが一人でやっているお店なので、オンマが奥で作業している間、ミシズがレジ番をするというバイト内容。土曜日の11時から16時までの、5時間労働でした。
ミシズの仕事が、レジと聞いて、レジなら日本でやったことあるし、アメリカのレジといえば、「スタバ片手・携帯片手・店員同士でおしゃべりなんて普通。」みたいな、ザ・アメリカン・レジスタイル。を想像し、「スタバ・スマホ片手なら、5時間なんて余裕〜。」とか思っていたら、オンマのクリーニング店は、ザ・おもてなし・レジスタイル。でした・・・。
とにかく接客に手厳しいオンマ。
一、英語がしゃべれなくても、お客様が、「Thank you」と言ったら、ミシズも絶対に「Thank you」と返さなければならない。
一、常連客は、顔と名前をすぐに覚えて、さらに丁寧な接客をする。
一、お客様の出来上がった、クリーニングは、被せてあるビニール袋は、絶対に触らず、ハンガーのフックを持って、丁寧に渡す。
といくつもの注意事項が!!(まさかここまでとは、な。)
早速レジに立つも、お客さんの顧客情報を確認するために聞く、電話番号すら聞き取れなくて、今どき、小学生でも分かる英語のナンバーなのに、 何度も聞き直して、お客さんをイラつかせたり、「ツー・ゼロ・ワン・・・」とゆっくりナンバーを言ってもらったり、マジで泣きそうになったけど、電話番号照会で、お客さんの名前が分かると、例えば、ジョンとかを、発音間違っていたとしても、「Are you John?」と、とにかく笑顔で、お客さんの名前を呼ぶことを徹底していたら、(ここで、気持ちを立て直していた。)
やっぱり、さすが、アメリカ!!
みんな、自分の名前を呼ばれるのは好きだから、イラついてても、呆れられていても、一瞬で、笑顔になってくれ、発音を教えてもらったりと、自分なりに、お客さんとの距離を縮め、がんばりました。
クリーニング店としての仕事は、ほとんど日本と同じな感じがします。
ホッチキスで、小さいタグを付けたり、シミやほつれを確認したり・・。
そして、ミシズが手伝うきっかけとなった、5月という月は、アメリカのクリーニング界では、年で一番忙しい時期のようで、アメリカの高校生の一大イベント「プロム」と、ジューンブライドの「結婚式」で、ドレスやタキシードのクリーニングやお直しで、クリーニングを使う人が多いそうで、こういったお客さんもたくさん来られました!
(忙しい時間帯は、長蛇の列!!これをオンマ1人では捌けないの分かる・・)
通常営業だと、オンマは一人で接客から、クリーニングのタグ付け、ズボンの裾上げなどなど完璧にこなす。70代にみえない、パワフルオンマ、お客さんからの信頼も強いからこそのGoogleのクチコミ、500件なのだなと。 オンマに出会えてよかった。
さて、バイト中はよくお弁当持って行って、裏で休憩させてもらってたんだけど、ミシズよく食べ物をこぼす。。クリーニング魂のオンマは、それはそれは放っておかないわけで、ペン型のシミ取りステインペンをプレゼントしてくれました。
なんでも、シミは付いたその瞬間から落とすべし。とのことで、ステインペンかなり重宝しました。(どんだけ、シミつけるねん。)
日本に戻った今も、洗濯前に、気になるシミに、オンマからもらったステインペンを使っては、クリーニング店でのバイト話を思い出して、懐かしんでます。
短い期間でしたが、見知らぬ土地で、クリーニング店のバイトをするという、かなり貴重な体験をすることができました。
オンマのおかげで、お・も・て・な・し精神も学べたし、クリーニングのお仕事も学べたし、なにより英語のコミュ力をあげられたのが、とてもよかった・・
渡米したばっかりのこの経験が、後々のミシズのコミュ力の爆進の力となるのです。
(おまけ)アメリカのクリーニング店で出会ったお客さん。
今日のおまけは、クリーニング店のレジ番してた時に、出会ったユニークなお客さんとのやりとり。
だいぶ、仕事にも慣れてきたころ、ミシズが日本人と知ると、「昔、オオサカに行って、食べ物が美味しかった!」と話しかけてくれたり、日本に旅行したことある人は、ぐいぐい日本の旅行話をしてくれる。
そんななか、今日もお客さんの電話番号を聞き取りながら、ぶつぶつ英語で数字を呟いていると、「ニー、ゼロ、イチ、ゴー、ゴー、」と。
「えん??おじさん、日本語しゃべれるん???」
「日本語の数字なんて、常識だぜっ!」と言われました。
とほほ、ミシズは英語の数字すら慣れるの大変だったのにい。
前述したプロムの時期には、お母さんが「うちの息子、急にプロムに参加するって言ってきたのよ!」っと息子の愚痴をこぼしながら、特急でのクリーニングをお願いしてきたり。
はたまた、とっても可愛らしい女の子とお母さんが、「うちの娘、まだ中学生なのにプロムに参加することになったのぉ。」(プロムは男性が女性にお誘いをします。)
と、照れ屋の女の子と一緒に、ドレスの裾直しを手伝ったり。
などなどプロムや結婚式ならではエピソードもありました。
最初は嫌々だったけど、とっても貴重な経験をさせてくれたオンマに大感謝!
オンマに連れて行ってもらった、韓国焼肉は、とてつもなく美味しかったな・・。